同大財務部によると、教授は04年9月〜09年12月、業者と共謀して研究に必要な消耗品など物品の架空取引を繰り返し、国などから交付された研究費計1億3000万円を不当に支払わせた疑いがあるとしている。教授と業者は伝票や納品書を偽造し、発注した商品とは別の物品を購入していたとみられる。
同大の発注方法は、50万円以下の物品は教授自ら業者と随意契約できるため、少額の架空取引を繰り返したとみられる。
さらに同大は「教授が実際に何を購入したか現物を確認できないものがあり、私的流用を否定できない」として、5日の役員会で告訴を決定した。この教授は3月末に定年退職する予定だ。【中尾祐児】
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